始めはあんなにも苦痛だった日も、今では別れが惜しくなるくらい楽しくなっていた。 けど、そんな日も長くは続かなくて。 カレンダーを見ると約束の一ヶ月まで残り5日となっていた。 ……寂しいなぁ。 時間が過ぎるのは早すぎる。 特に楽しい時間は。 慧也の不器用な優しさを知っていく度にあたしの胸は締め付けられて 好きだなって感じずにはいられなかった。 正直寂しく感じるけれど、いつまでも一緒には暮らせないんだ。 必ず、終わりは来る。 この生活に終止符を打って、別々の道に進む時が─────