藍と碧

「碧!!ちょっとひどくない?成瀬さん、気にしなくていいからね。」

早川さんは結城くんから私を守るようにして、彼に背中を向けた。
そして私にささやくように、

「たぶん、照れてるだけだから。」

って付け足した。

「ねぇ、成瀬さん。藍って呼んでもいい?友達になろうよ♪私のことはナノでいいよ。」

「うん・・ナ、ナノちゃん、よろしく・・デス。」

「藍ってホント可愛いわ。私が守ってあげる~!!」