一年後…。 ジリリリリリり―――――。 目覚ましの音が鳴る。 「んーあー、朝だあ。」 『あんず―――。起きろよ。』 布団をめくる幼馴染。 「も―――ッ。なによ!大ちゃん。おはよう。」 『あんず、おはよう。今日から学校だろ、遅刻すんぞ。はよ、用意しな。』 「はいはい、大ちゃんちょっと部屋から出てくれない。」 だいちゃんはのそりのそりと部屋から出ていく。 バタンッ。 。