「お母さ~ん」
「あ、夏」
「夏海ちゃ~~ん」

お母さんの声を遮ったのは、凛斗のお母さんだった。

「花ちゃん~~久しぶり!!」
「まぁ、すごく美人さんになってる」
「ありがとーー」
「おい」

私の後ろには、凛斗が立っていた。

「夏海のお母さん、お久しぶりです」
「まぁ、凛斗君イケメンになっちゃって」
「ありがとうございます」
「夏海の彼氏に欲しいわ」
「それよりおふくろ腹減った」
「私もお腹すいた」
「わかった。2人は家に帰ってなさい」
「「はーい」」
「何食べる!?」
「どうしましょうか」

大人2人で話が盛り上がっていた。