その途中。

「夏海~~~~~~~~~~」
「あ、莉子~~~~~~~~」

この子は、中学校からの友達。
    関口莉子。
すごく頼りになる子で頭もよく美人さんなんだぁー。

「夏海と同じクラスがいいなぁ」
「わたしもだよー」

莉子と私がそんな話をしていたら、学校についてしまった。

「ここの学校、ホントにきれいだね」
「うん。この学校選んで正解だった」

昇降口では、ガヤガヤとうるさかった。
クラス表が張り出されて、うれしく叫んでる人もいれば悲しんでる人もいた。
     そのなか私たちは・・・

「夏海、同じクラスだったよー。」
「ホント!?何組??」
「1-A」
「ありがとー!!今年もよろしく」
「うん!こちらこそ」
「私じっくり見てないから先教室行ってて」
「了解*」

1-Aの上から下のほうを見ていくと・・・
<高橋 凛斗>
     と、書いてあった。