私たちは、保健室ではなく屋上に向かった。



「莉子、ごめんね(汗)」


「平気。あんなつまらない授業より友達の方が大事!!」



「ありがとーーーーーーーーー」


「莉子、あのね。相談したいんだけどいい?」


「当たり前じゃん」


「あのね、私、凛斗にドキドキしたり、胸が苦しくなったりもやもやしたりするの。
 なんでだと思う!?」


「夏海、それは自分で気づかなくちゃ」


「わかった。おすすめの本やドラマ、映画ある??」


「うーーーん、<私たち結婚しました>とかかな」


「何それ??」


「韓国バラエティーだよ」


「おもしろかった!?」


「うん!!すごくおもしろかったよ」


「そっか。ありがとう!!」


そして数分後。チャイムが鳴った。


「教室戻ろう~~~~~」


「うん」