不良王子のぽっちゃり姫


~アゲハside~

「流季遅くなってごめんねー。あっもうお風呂入ったんだね♪」

「アゲハの服借りたけど、そんなにサイズ変わんねー」

「…失礼しましたね」

本当の事だから仕方ないけど、
流季ったら失礼しちゃう!!

「冗談だよ怒るなよ、アゲハが可愛いからイジメたくなる」

カッコイイ顔をクシャっと崩して、
自分が座ってるベッドの隣をポンポンとする流季。

意外にイチャイチャとかくっついたりするのが好きみたいだけど…

流季さん今、一階にお母さん居るけど部屋に二人きりですよ!?
しかもベッドの上ですよ!?
これは流季の隣に座っていいの?
それともやっぱり座らない方がいいの?

「アゲハが側にいてくっついてねぇと、俺の充電がいつになっても満タンになんねーんだけど?」

そんな事言われた、隣座るしかないでしょー!!

「流季ー」

さっきまで悩んでいた私とはうってかわって流季にダイブした、ってかまさかタックルしちゃった?