なんとか嵐は過ぎ去り、俺は自分の席へ向かった。
「おっはよ玲斗」
語尾にハートでも付きそうな勢いで挨拶をしてきたナル。
そしてそれを無視する俺。
「玲斗っ酷いっ!!」
「ナル落ち着いて。レイおはよう」
嘘泣きするナルの背中をさすった後俺に笑顔を向けたりょーすけ。
それに挨拶を返すとまた騒ぎ出すナル。
「ナルうるさい。玲斗おはよ」
ピシャリとそう言い、俺へ目を向け挨拶するカナ。
大人しくなったナルを横目に俺もカナへ挨拶を返した。
「レイ今日誕生日でしょ?おめでとう!」
鞄から青い箱を取り出し俺の机へ置くりょーすけ。
「おめでとう玲斗。はい」
濃い青色の袋に包まれた物をりょーすけのプレゼントの横に並べたカナ。
「それじゃあ俺からはこの溢れんばかりの愛をプレゼント~!」
「いらねー。物しか受け取らねーから」
両手を広げて満面の笑みを向けてくるナルにいらないと片手でストップと合図した。
「酷くない??もうちょっとノって??プレゼントちゃんとあるからさ~」
そう言いながら水色の袋を渡すナル。
「レイ、もう1回言うな。誕生日おめでとう」
数分前に聞いたそのセリフを再度言ってくれ、水色のパステルカラーの箱を渡す瀬那。
「みんな……サンキューな!!」
プレゼントがどれも嬉しくて、笑ってそうお礼を言うと、俺と同じように笑顔を向けてくれるみんな。
「17歳って華のセブンティーンじゃんね~」
「ナルさん、それ男に使うのかよ」
ナルの発言に苦笑いをする瀬那。
「とにかくこれでレイも17歳組の仲間入りだね!」
「ナルが1番目だったのは癪だけどね」
俺に笑顔でそう言うりょーすけと、ナルをチラッと見てイジル気満々でそう言ったカナ。
「俺めっちゃ幸せだな」
みんなを見ていると自然と出てくるその言葉。
libertyに祝われることが本当に嬉しいと思うんだ。
それから部活の時間になり、バスケ部の部室へナルと行くと、すでにいた後輩達がおめでとうございますと声をかけてきた。
それから、クラスが違って会ってなかった同級のやつ達も俺におめでとうと言葉をくれた。
覚えといてくれて、そう言ってくれたことが何より嬉しくて、俺は全員に笑顔でお礼を言った。
「岡本玲斗!17歳初のシュートいきます!」
右手を天井に向かってピンと伸ばして、高らかにそう宣言すれば、周りのやつもノってきて手拍子を付けて応援してくれた。
「いくぜっ!」
足をグッと踏み込んでゴール目掛けてシュートを放つと、ボールは吸い込まれるように網を通り抜けた。
「おっはよ玲斗」
語尾にハートでも付きそうな勢いで挨拶をしてきたナル。
そしてそれを無視する俺。
「玲斗っ酷いっ!!」
「ナル落ち着いて。レイおはよう」
嘘泣きするナルの背中をさすった後俺に笑顔を向けたりょーすけ。
それに挨拶を返すとまた騒ぎ出すナル。
「ナルうるさい。玲斗おはよ」
ピシャリとそう言い、俺へ目を向け挨拶するカナ。
大人しくなったナルを横目に俺もカナへ挨拶を返した。
「レイ今日誕生日でしょ?おめでとう!」
鞄から青い箱を取り出し俺の机へ置くりょーすけ。
「おめでとう玲斗。はい」
濃い青色の袋に包まれた物をりょーすけのプレゼントの横に並べたカナ。
「それじゃあ俺からはこの溢れんばかりの愛をプレゼント~!」
「いらねー。物しか受け取らねーから」
両手を広げて満面の笑みを向けてくるナルにいらないと片手でストップと合図した。
「酷くない??もうちょっとノって??プレゼントちゃんとあるからさ~」
そう言いながら水色の袋を渡すナル。
「レイ、もう1回言うな。誕生日おめでとう」
数分前に聞いたそのセリフを再度言ってくれ、水色のパステルカラーの箱を渡す瀬那。
「みんな……サンキューな!!」
プレゼントがどれも嬉しくて、笑ってそうお礼を言うと、俺と同じように笑顔を向けてくれるみんな。
「17歳って華のセブンティーンじゃんね~」
「ナルさん、それ男に使うのかよ」
ナルの発言に苦笑いをする瀬那。
「とにかくこれでレイも17歳組の仲間入りだね!」
「ナルが1番目だったのは癪だけどね」
俺に笑顔でそう言うりょーすけと、ナルをチラッと見てイジル気満々でそう言ったカナ。
「俺めっちゃ幸せだな」
みんなを見ていると自然と出てくるその言葉。
libertyに祝われることが本当に嬉しいと思うんだ。
それから部活の時間になり、バスケ部の部室へナルと行くと、すでにいた後輩達がおめでとうございますと声をかけてきた。
それから、クラスが違って会ってなかった同級のやつ達も俺におめでとうと言葉をくれた。
覚えといてくれて、そう言ってくれたことが何より嬉しくて、俺は全員に笑顔でお礼を言った。
「岡本玲斗!17歳初のシュートいきます!」
右手を天井に向かってピンと伸ばして、高らかにそう宣言すれば、周りのやつもノってきて手拍子を付けて応援してくれた。
「いくぜっ!」
足をグッと踏み込んでゴール目掛けてシュートを放つと、ボールは吸い込まれるように網を通り抜けた。