「ほら、この柄杓使って洗おうぜ」
「おおー!冷たくて気持ちいいな」
書かれている通りに洗う玲斗と瀬那。
後ろから俺達は写真を撮り、それから俺達も玲斗と瀬那に続いた。
「願いごとって言わない方がいいんだよね?」
「でもみんなの願いごと気になるよね~」
参拝をし終えて、そう言ったリョーとナル。
教えてと言いながらふざけあう2人を俺達は写真に撮った。
「ほら、おみくじあるよ」
俺がそう言い指差すと4人はそれに反応しておみくじの方へ駆けて行った。
「それじゃあ開けるか」
瀬那の声と共にそれぞれさっき受け取ったばかりのおみくじを開けた。
「松岡は大吉~!」
「後藤も大吉っ!」
イエーイなんて言いながらハイタッチをするナルと瀬那。
「岡本、小吉」
「荒川は吉です」
軽く片手を挙げてハーイと言った玲斗に続いて同じく手を挙げたリョー。
「長坂、中吉です」
おみくじを見つめながら俺はそう言った。
「(これって……)」
「カナ、そろそろ行こうぜ」
「あっ、うん」
おみくじに書かれていたこと。そのことについて考えていると玲斗が俺の名前を呼んだ。
「人形焼きがあるよ」
リョーの視線の先を見てみると、人の形をした小さなカステラがあった。
「よかったらどうぞ」
販売をしている女の人が試食用のものを俺達の前に持ってきた。
「ありがとう、綺麗なお姉さん」
ウインクをしながらキラキラの笑顔でナルがそう言えば、店員は顔を赤く染めた。
本当にナルは顔の無駄遣いだね。
「うっま!フワフワだ」
1つもらい、口に運んだ瀬那の言葉に俺達も1つずつ試食用をもらった。
「おぉ!マジで美味いわ」
親指を舌で軽く舐めながら言った玲斗。
横でその様子を写真に撮っているナルはそのまま玲斗に回し蹴りをされている。
「みんな買って帰る?」
そう聞くと4人は笑顔で頷いた。
「もうすぐ提灯あるんじゃね?」
「あっ、あれだ!」
浅草と書かれた赤い大きな提灯。
それは俺達の想像以上に大きかった。
「レイ、これ持ち上げてるみたいにしよう」
「ナイスアイデア、ついでに筋肉も見せるか」
1枚写真を撮るために他の観光客にカメラを渡した。
瀬那と玲斗が提灯を持ち上げているようなポーズをとり、筋肉バカな2人は腕と、シャツの裾から覗く腹筋のアピールもした。
前で提灯を見ていた周囲の女の人達はキャーキャー騒いでいるけど2人はそんなことには気付いていない。
「おおー!冷たくて気持ちいいな」
書かれている通りに洗う玲斗と瀬那。
後ろから俺達は写真を撮り、それから俺達も玲斗と瀬那に続いた。
「願いごとって言わない方がいいんだよね?」
「でもみんなの願いごと気になるよね~」
参拝をし終えて、そう言ったリョーとナル。
教えてと言いながらふざけあう2人を俺達は写真に撮った。
「ほら、おみくじあるよ」
俺がそう言い指差すと4人はそれに反応しておみくじの方へ駆けて行った。
「それじゃあ開けるか」
瀬那の声と共にそれぞれさっき受け取ったばかりのおみくじを開けた。
「松岡は大吉~!」
「後藤も大吉っ!」
イエーイなんて言いながらハイタッチをするナルと瀬那。
「岡本、小吉」
「荒川は吉です」
軽く片手を挙げてハーイと言った玲斗に続いて同じく手を挙げたリョー。
「長坂、中吉です」
おみくじを見つめながら俺はそう言った。
「(これって……)」
「カナ、そろそろ行こうぜ」
「あっ、うん」
おみくじに書かれていたこと。そのことについて考えていると玲斗が俺の名前を呼んだ。
「人形焼きがあるよ」
リョーの視線の先を見てみると、人の形をした小さなカステラがあった。
「よかったらどうぞ」
販売をしている女の人が試食用のものを俺達の前に持ってきた。
「ありがとう、綺麗なお姉さん」
ウインクをしながらキラキラの笑顔でナルがそう言えば、店員は顔を赤く染めた。
本当にナルは顔の無駄遣いだね。
「うっま!フワフワだ」
1つもらい、口に運んだ瀬那の言葉に俺達も1つずつ試食用をもらった。
「おぉ!マジで美味いわ」
親指を舌で軽く舐めながら言った玲斗。
横でその様子を写真に撮っているナルはそのまま玲斗に回し蹴りをされている。
「みんな買って帰る?」
そう聞くと4人は笑顔で頷いた。
「もうすぐ提灯あるんじゃね?」
「あっ、あれだ!」
浅草と書かれた赤い大きな提灯。
それは俺達の想像以上に大きかった。
「レイ、これ持ち上げてるみたいにしよう」
「ナイスアイデア、ついでに筋肉も見せるか」
1枚写真を撮るために他の観光客にカメラを渡した。
瀬那と玲斗が提灯を持ち上げているようなポーズをとり、筋肉バカな2人は腕と、シャツの裾から覗く腹筋のアピールもした。
前で提灯を見ていた周囲の女の人達はキャーキャー騒いでいるけど2人はそんなことには気付いていない。