「何に乗りたい?」
パンフレットを広げてそう聞くと、4人もパンフレットを覗き込んできた。
「ハニーハント」
この発言はリョーだから似合うんだろうね。
「ボクはシンデレラ城見に行きたい」
瀬那は本当に芸術系好きだね。
「メリーゴーランド」
何でナルはいつもそのデカい身長に似合わない子供向けを推してくるの?
「俺ゴーカートしたい」
玲斗よくゲームセンターでやってるよね、そういうゲーム。
「とりあえず、ここから一番近いシンデレラ城行く?」
シンデレラ城の方を指差してそう言うと、瀬那はスキップしながら1人で勝手に進んで行った。
「めっちゃキレイ!」
瀬那の言うとおり中は美術館のようになっていてすごく綺麗だ。
「この子にはムリよ」
「ピッタリだ!!ということは、キミがシンデレラなんだね!」
「王子様っ!!」
「リョー、あれは何?」
「レイが継母で、セナが王子様で、ナルがシンデレラだね」
ガラスの靴が置かれた場所で寸劇を始めた3人。
やたら演技上手いから周りの人達見入っちゃってるんだけど。
「1人乗りと2人乗りのがあるよ、どうする?」
シンデレラ城を出て次に向かったのはゴーカート。
説明書きを読みそう伝えると、玲斗は楽しそうに片手を挙げた。
「俺1人乗りがいい!」
全員が1人乗りだったら時間がかかるから残り4人でジャンケンをしてペアと運転する方を決めた。
「ヒャッハーー!!俺は風になるぜーー!!」
そう叫びながら1人乗りの玲斗は発進した。
「リョウキチ運転頼んだよ」
「上手く出来るかなー?」
助手席側で伸び伸びとする瀬那と不安そうなリョーも玲斗に続いて発進した。
「ナルちゃんと運転してよ?」
「任しといて~」
さっきとは逆で、助手席側の俺が不安なことなんか気にしないようにヘラヘラ笑ってアクセルを踏んだナル。
「楽しかったー!どうだった?」
車から降りて伸びをしながら俺達に振り返って聞いてきた玲斗。
「リョウキチ運転上手かったからめっちゃ快適だった」
「ありがとう。ぼくも楽しかったよ」
背中をポンポン叩きながら言った瀬那に、スタート時とは違って笑顔のリョー。
「ナル運転下手過ぎ!何回もガンガン当たって痛かった」
「ごめんって~、許してよ奏ちゃ~ん」
呆れる俺と大して悪いと思ってないであろう笑みを浮かべるナル。
「まあまあ、次行こうぜ」
玲斗の言葉に次の目的地を目指した。
パンフレットを広げてそう聞くと、4人もパンフレットを覗き込んできた。
「ハニーハント」
この発言はリョーだから似合うんだろうね。
「ボクはシンデレラ城見に行きたい」
瀬那は本当に芸術系好きだね。
「メリーゴーランド」
何でナルはいつもそのデカい身長に似合わない子供向けを推してくるの?
「俺ゴーカートしたい」
玲斗よくゲームセンターでやってるよね、そういうゲーム。
「とりあえず、ここから一番近いシンデレラ城行く?」
シンデレラ城の方を指差してそう言うと、瀬那はスキップしながら1人で勝手に進んで行った。
「めっちゃキレイ!」
瀬那の言うとおり中は美術館のようになっていてすごく綺麗だ。
「この子にはムリよ」
「ピッタリだ!!ということは、キミがシンデレラなんだね!」
「王子様っ!!」
「リョー、あれは何?」
「レイが継母で、セナが王子様で、ナルがシンデレラだね」
ガラスの靴が置かれた場所で寸劇を始めた3人。
やたら演技上手いから周りの人達見入っちゃってるんだけど。
「1人乗りと2人乗りのがあるよ、どうする?」
シンデレラ城を出て次に向かったのはゴーカート。
説明書きを読みそう伝えると、玲斗は楽しそうに片手を挙げた。
「俺1人乗りがいい!」
全員が1人乗りだったら時間がかかるから残り4人でジャンケンをしてペアと運転する方を決めた。
「ヒャッハーー!!俺は風になるぜーー!!」
そう叫びながら1人乗りの玲斗は発進した。
「リョウキチ運転頼んだよ」
「上手く出来るかなー?」
助手席側で伸び伸びとする瀬那と不安そうなリョーも玲斗に続いて発進した。
「ナルちゃんと運転してよ?」
「任しといて~」
さっきとは逆で、助手席側の俺が不安なことなんか気にしないようにヘラヘラ笑ってアクセルを踏んだナル。
「楽しかったー!どうだった?」
車から降りて伸びをしながら俺達に振り返って聞いてきた玲斗。
「リョウキチ運転上手かったからめっちゃ快適だった」
「ありがとう。ぼくも楽しかったよ」
背中をポンポン叩きながら言った瀬那に、スタート時とは違って笑顔のリョー。
「ナル運転下手過ぎ!何回もガンガン当たって痛かった」
「ごめんって~、許してよ奏ちゃ~ん」
呆れる俺と大して悪いと思ってないであろう笑みを浮かべるナル。
「まあまあ、次行こうぜ」
玲斗の言葉に次の目的地を目指した。