「ハハッ」
「いや似てねーよ。もっとこう……太い感じだ」
「ハハッ」
「セツ子もうちょっと!もうちょっと高め!」
「ハハッ」
「「キターーー!!!」」
「うるさいっ!!」
朝から騒がしい瀬那と玲斗とナルにキレ気味でいつもより大きな声を出した。
「何をそんなに騒いでたの?」
目を擦りながら3人に優しく諭すリョー。
それに元気に返事をし出した。
「今な、瀬那にミッキーのモノマネさせてたんだ!」
「惜しいばっかりでなかなか出来なかったんだけどね~、今やっと出来たんだよ」
ニカッと笑いながら答えた玲斗に続いてウインクをしながら言ったナル。
「ハハッ」
「瀬那バカにしてるの?」
ドヤ顔をしながら完成したというモノマネを披露してくる瀬那に苛立ちを覚えそう言ってやると、「そうだよ!」と同調するリョーの声。
「『はいぼくミッキー』まで言わないと!」
リョー、そういうことじゃないんだよ。
そう思っている俺のことなんか知ったこっちゃないというようにまた騒ぎだす4人。
「あーもー、わかったから。朝食行く準備するよ」
まだまだ時間があるというのに、やたら楽しみにし既に思考は夢の国へ行ってる4人の笑い声と共に修学旅行3日目が始まった。
「来たなっ!夢の国!」
バスから降りるなり他の来客者からの視線も気にせず叫んだ瀬那。
「今日1日は子供に戻れるんだぜ」
「えっ!?そうなんだ!」
リョーの肩をポンポン叩きながら言った玲斗の言葉に目を輝かせながら笑うリョー。
もうね、本当にそのうち詐欺に引っかかりそうで怖いよね。
「姫いるかな~?王子から攫っちゃおうかな~」
ナルが言うと冗談に聞こえないセリフをニコニコ笑いながら言っている。
「本当にうるさいな。まあ、お前達となら楽しいからいいけどね」
聞こえないように呟いた俺の言葉はやっぱり聞こえてはいないみたいで、俺の手を掴んで「早く行こう」と引っ張られた。
テーマパークらしい派手なゲート。
夢の国を意識させる入口。
俺は手を引っ張られるその背中を小走りで追いかけて入口の方へ向かった。
「楽しみだな」
「そうだね」
「めっちゃ乗るぞ」
「オ~~」
4人のこの笑顔に釣られて俺も笑ってしまった。
まあ、いくつになっても仲間と一緒ならテーマパークも楽しいんだ。
それが夢の国のディズニーランドなら尚更だよね。
楽しそうな音楽が聞こえてくるこの場所で今日1日は子供に戻って楽しむんだろう。
「いや似てねーよ。もっとこう……太い感じだ」
「ハハッ」
「セツ子もうちょっと!もうちょっと高め!」
「ハハッ」
「「キターーー!!!」」
「うるさいっ!!」
朝から騒がしい瀬那と玲斗とナルにキレ気味でいつもより大きな声を出した。
「何をそんなに騒いでたの?」
目を擦りながら3人に優しく諭すリョー。
それに元気に返事をし出した。
「今な、瀬那にミッキーのモノマネさせてたんだ!」
「惜しいばっかりでなかなか出来なかったんだけどね~、今やっと出来たんだよ」
ニカッと笑いながら答えた玲斗に続いてウインクをしながら言ったナル。
「ハハッ」
「瀬那バカにしてるの?」
ドヤ顔をしながら完成したというモノマネを披露してくる瀬那に苛立ちを覚えそう言ってやると、「そうだよ!」と同調するリョーの声。
「『はいぼくミッキー』まで言わないと!」
リョー、そういうことじゃないんだよ。
そう思っている俺のことなんか知ったこっちゃないというようにまた騒ぎだす4人。
「あーもー、わかったから。朝食行く準備するよ」
まだまだ時間があるというのに、やたら楽しみにし既に思考は夢の国へ行ってる4人の笑い声と共に修学旅行3日目が始まった。
「来たなっ!夢の国!」
バスから降りるなり他の来客者からの視線も気にせず叫んだ瀬那。
「今日1日は子供に戻れるんだぜ」
「えっ!?そうなんだ!」
リョーの肩をポンポン叩きながら言った玲斗の言葉に目を輝かせながら笑うリョー。
もうね、本当にそのうち詐欺に引っかかりそうで怖いよね。
「姫いるかな~?王子から攫っちゃおうかな~」
ナルが言うと冗談に聞こえないセリフをニコニコ笑いながら言っている。
「本当にうるさいな。まあ、お前達となら楽しいからいいけどね」
聞こえないように呟いた俺の言葉はやっぱり聞こえてはいないみたいで、俺の手を掴んで「早く行こう」と引っ張られた。
テーマパークらしい派手なゲート。
夢の国を意識させる入口。
俺は手を引っ張られるその背中を小走りで追いかけて入口の方へ向かった。
「楽しみだな」
「そうだね」
「めっちゃ乗るぞ」
「オ~~」
4人のこの笑顔に釣られて俺も笑ってしまった。
まあ、いくつになっても仲間と一緒ならテーマパークも楽しいんだ。
それが夢の国のディズニーランドなら尚更だよね。
楽しそうな音楽が聞こえてくるこの場所で今日1日は子供に戻って楽しむんだろう。