「アクアマリンって天使の石って言われてるんだ」
「天使の石……」
「伊吹、お前は何もしてないって言ってさ、いつもそうやって俺を救ってくれるよな。俺はいつもそれにすげー感謝してる。あのときも、伊吹がいてくれなきゃ紬と今一緒にいられなかったし、あの人達とも和解できなかった」
「岡本先輩……」
眼鏡の奥から真っ直ぐな瞳がまるで射抜くように向けられ、ドクドクと心臓が速くなる。
何かに気付いてしまいそう。
でも気付いていいのかわからない。
「お前は何もしてないっていつも言うけど……、だけど、俺はそう思っていない」
だけど気付きたいと思う。
この高鳴りの意味を。
「お前は、いつも俺を……俺達家族を救ってくれる天使だ」
その言葉にあたしはわかってしまった。
こんなにも先輩の言葉に喜んでしまうのは……。
こんなにもその瞳に映して欲しいと願うのは……。
こんなにも……。
それは全部、この人のことが……。
岡本先輩のことが好きだから。
その後は瑠美と同じく気付いたら教室にいた。
「あたしが先輩のことを好きだと気付いたのは、どうして先輩のことで自分はいつも必死になれるんだろうって考えたから……。その答えが好きだからってことなの……」
そう、気付いたのは昨日。
だけど好きになっていたのはきっともっとずっと前。
それこそ……。
「出会ったときから、好きになっていたのかもしれない」
あのとき、先輩と走った廊下や階段。
その悪戯っ子のように細められた瞳。
だけどあの日見せてくれたバスケ。
真剣なその眼差し。
あたしはきっと、いつでもその瞳に惹かれていた。
表情豊かに移り変わるその瞳が綺麗で、ずっとそれを見ていたいと思った。
今ならやっとそのことがわかる。
あたしは岡本先輩のことを好きだと気付いたとき、どうしたらいいのかわからなくて、頭を抱えいた。
だけどそれは全然悪いことなんかじゃない。
むしろ、ようやく自分で認めたその感情を嬉しく思う。
あたしは、心の底から好きになれてよかったと、そう思うの。
岡本先輩からのお返しはアクアマリンの付いたネックレスとマカロン。
私が好きになったのは、真っ直ぐなその瞳。
「天使の石……」
「伊吹、お前は何もしてないって言ってさ、いつもそうやって俺を救ってくれるよな。俺はいつもそれにすげー感謝してる。あのときも、伊吹がいてくれなきゃ紬と今一緒にいられなかったし、あの人達とも和解できなかった」
「岡本先輩……」
眼鏡の奥から真っ直ぐな瞳がまるで射抜くように向けられ、ドクドクと心臓が速くなる。
何かに気付いてしまいそう。
でも気付いていいのかわからない。
「お前は何もしてないっていつも言うけど……、だけど、俺はそう思っていない」
だけど気付きたいと思う。
この高鳴りの意味を。
「お前は、いつも俺を……俺達家族を救ってくれる天使だ」
その言葉にあたしはわかってしまった。
こんなにも先輩の言葉に喜んでしまうのは……。
こんなにもその瞳に映して欲しいと願うのは……。
こんなにも……。
それは全部、この人のことが……。
岡本先輩のことが好きだから。
その後は瑠美と同じく気付いたら教室にいた。
「あたしが先輩のことを好きだと気付いたのは、どうして先輩のことで自分はいつも必死になれるんだろうって考えたから……。その答えが好きだからってことなの……」
そう、気付いたのは昨日。
だけど好きになっていたのはきっともっとずっと前。
それこそ……。
「出会ったときから、好きになっていたのかもしれない」
あのとき、先輩と走った廊下や階段。
その悪戯っ子のように細められた瞳。
だけどあの日見せてくれたバスケ。
真剣なその眼差し。
あたしはきっと、いつでもその瞳に惹かれていた。
表情豊かに移り変わるその瞳が綺麗で、ずっとそれを見ていたいと思った。
今ならやっとそのことがわかる。
あたしは岡本先輩のことを好きだと気付いたとき、どうしたらいいのかわからなくて、頭を抱えいた。
だけどそれは全然悪いことなんかじゃない。
むしろ、ようやく自分で認めたその感情を嬉しく思う。
あたしは、心の底から好きになれてよかったと、そう思うの。
岡本先輩からのお返しはアクアマリンの付いたネックレスとマカロン。
私が好きになったのは、真っ直ぐなその瞳。
