そんなこんなで、テスト勉強会が始まった。
「だ~か~ら~、そんなに難しく考えなくても大丈夫だって。体の構造覚えるだけじゃん!」
保健の教科書を開けてカナに教えているナル。
こいつ保健は毎回満点なんだよな。
「俺はナルと違って変態じゃないからすぐに覚えるなんてムリ」
ナルを変態扱いしたカナは絶対覚える気すらないと思う。
「奏ちゃん、ここ意味わかんない」
変態扱いに「酷いっ!」と言った後古典のワークを開けカナに尋ねたナル。
「何でここレ点なの、どう見ても一二点でしょ」
ナルの答えを見てため息を吐きながら理由を説明するカナとハテナマークが頭にいっぱいのナル。
やっぱりこの2人勉強する意味ない気がする。
「これIfで合ってんの??」
「あれ??Whenじゃないの??」
まだ2問目なのに、早々に行き詰まっている瀬那とりょーすけ。
ちなみに答えはThatだ。
こいつ達大丈夫か??
「レイ、政治経済教えようか??」
なんとか英語のワークを仕上げたりょーすけが俺にそう言ってくれた。
「おぉ!よろしく!政治経済意味わかんねーんだよ」
クスッと笑って俺のワークに目を通すりょーすけ。
やっぱり文系全般得意なやつは違うな。
「レイ、後で日本史教えて」
りょーすけから教えてもらっていると瀬那が後ろからそう言った。
「いいけど、お前日本史苦手じゃねーだろ??」
「そうだけど、ここだけわからん」
ワークの問題を指でトントンとしてわからないところを示す瀬那。
「先に教えてあげたら??そんなに時間かからなさそうだし。政治経済はそれが終わったらまた教えるから」
そう言われ、りょーすけに「悪いな」と謝罪をして瀬那に教えにかかった。
「あー、これ教科書に載ってねーんだよ」
「えっマジで??」
「資料集の本に載ってるよ、ほら」
開けて見せてやると「おぉ!ほんとだ」と言った。
それから一応説明もしてやると真剣に「なるほど」と言いながら聞いていた。
「ありがとね!よくわかった」
お礼を言った瀬那に「どういたしまして」の言い俺はりょーすけのもとへ行き政治経済の続きを教えてもらった。
「瀬那、生物」
「そんな2単語で……」
カナは「教えて」とも言わず教科書とノートを見せてそう言い瀬那の正面へ座った。
瀬那は苦笑いしながらもノートを見てやっていた。
「これ多分先生が板書ミスしてるな。これはこうじゃなくて、こっち」
「あぁ、通りで解けないと思った」
「カナデがボクに教えて、なんて珍しいと思ったら、まさかの板書ミスか」
笑いながらそう言った瀬那へ「ごくまれに、本当にたまに役立つね」なんて言うもんだから瀬那は泣き出した。
カナはそれを見て鼻で笑った。
こんな時でもカナの弄りは健在だ。
「だ~か~ら~、そんなに難しく考えなくても大丈夫だって。体の構造覚えるだけじゃん!」
保健の教科書を開けてカナに教えているナル。
こいつ保健は毎回満点なんだよな。
「俺はナルと違って変態じゃないからすぐに覚えるなんてムリ」
ナルを変態扱いしたカナは絶対覚える気すらないと思う。
「奏ちゃん、ここ意味わかんない」
変態扱いに「酷いっ!」と言った後古典のワークを開けカナに尋ねたナル。
「何でここレ点なの、どう見ても一二点でしょ」
ナルの答えを見てため息を吐きながら理由を説明するカナとハテナマークが頭にいっぱいのナル。
やっぱりこの2人勉強する意味ない気がする。
「これIfで合ってんの??」
「あれ??Whenじゃないの??」
まだ2問目なのに、早々に行き詰まっている瀬那とりょーすけ。
ちなみに答えはThatだ。
こいつ達大丈夫か??
「レイ、政治経済教えようか??」
なんとか英語のワークを仕上げたりょーすけが俺にそう言ってくれた。
「おぉ!よろしく!政治経済意味わかんねーんだよ」
クスッと笑って俺のワークに目を通すりょーすけ。
やっぱり文系全般得意なやつは違うな。
「レイ、後で日本史教えて」
りょーすけから教えてもらっていると瀬那が後ろからそう言った。
「いいけど、お前日本史苦手じゃねーだろ??」
「そうだけど、ここだけわからん」
ワークの問題を指でトントンとしてわからないところを示す瀬那。
「先に教えてあげたら??そんなに時間かからなさそうだし。政治経済はそれが終わったらまた教えるから」
そう言われ、りょーすけに「悪いな」と謝罪をして瀬那に教えにかかった。
「あー、これ教科書に載ってねーんだよ」
「えっマジで??」
「資料集の本に載ってるよ、ほら」
開けて見せてやると「おぉ!ほんとだ」と言った。
それから一応説明もしてやると真剣に「なるほど」と言いながら聞いていた。
「ありがとね!よくわかった」
お礼を言った瀬那に「どういたしまして」の言い俺はりょーすけのもとへ行き政治経済の続きを教えてもらった。
「瀬那、生物」
「そんな2単語で……」
カナは「教えて」とも言わず教科書とノートを見せてそう言い瀬那の正面へ座った。
瀬那は苦笑いしながらもノートを見てやっていた。
「これ多分先生が板書ミスしてるな。これはこうじゃなくて、こっち」
「あぁ、通りで解けないと思った」
「カナデがボクに教えて、なんて珍しいと思ったら、まさかの板書ミスか」
笑いながらそう言った瀬那へ「ごくまれに、本当にたまに役立つね」なんて言うもんだから瀬那は泣き出した。
カナはそれを見て鼻で笑った。
こんな時でもカナの弄りは健在だ。