小早川さんを送っている道すがら、ぼく達はパーティーについて話をしていた。
「そういえば、突然呼んだみたいだったけど小早川さんは大丈夫だった??ほら、他の誰かと出かける予定とか……」
ナルに突然呼ばれた小早川さん達。
ぼくは本当に嬉しかったけれど、小早川さんはどうだったんだろう。
もしかするとぼくではない誰かと会う予定があったかもしれない。
そうじゃなくても、クリスマス、誰かに誘われたりしたかもしれない。
そう思うと、申し訳ない気持ちと、何かモヤモヤした気持ちとが胸の中を渦巻く。
「荒川先輩??」
「!!」
小早川さんの声にいつの間にか目を逸らしていたことに気付きハッとした。
「予定なんてありませんよ。それに、もし仮に予定があったとしても、私はこっちを優先させると思います」
「どうして??……」
小早川さんの言葉の理由がわからなくて、ぼくはそう返した。
すると、小早川さんは優しく微笑んで言った。
「だって、荒川先輩がいるから」
「っ!!?」
冗談なのか本当なのかわからないその言葉。
だけどぼくはその言葉に頬が熱くならない訳はなかった。
「……小早川さんっ!!」
驚いて立ち止まったぼくの少し前を歩く小早川さん。
ぼくは少し大きな声を出して前を行く小早川さんを立ち止まらせた。
手には部屋を出る前にナルに言われたものを持って。
「クリスマスプレゼント、よかったら受け取って??」
君のために選んだのは、ポインセチアの花が入ったスノードーム。
袋を開けてプレゼントを見た小早川さんが、再び大きく目を開くまで後少し。
「トナミちゃん、いい加減これもハズしたいんですけど……」
旅館を出て、ボクはトナミちゃんを家に送り届けている。
ちゃんとコスプレから着替えをしたのに、うっかり星のヘアアクセを取るのを忘れてしまっていた。
「ダメです」
それに気付いたトナミちゃんはそのことをボクに伝えたのに、ハズすことを今みたいに拒否してきた。
さすがに高校生にもなってこの痴態はありえない。
だけど楽しそうに笑うトナミちゃんにそう言われると、ボクはしぶしぶハズそうとしていた手を降ろすしかなかった。
「そんなにこれ気に入ったの??」
「はい!キラキラした先輩の髪にピッタリです!」
何がそんなにいいのかはわからないけれど、トナミちゃんはこの星のヘアアクセがホントに気に入ったみたい。
「そんなに似合っているとは思わないんだけどなぁ……」
見上げたところで見えはしない、頭に付いた星。
だけどボクはそれを見ようと目線を上に向ける。
「後藤先輩」
あっ、やっぱり見えないか。
そんなことを考えていると、隣からボクを呼ぶ声が聞こえた。
どうしたのかと目線を再びトナミちゃんに向ける。
「先輩の髪とその星が一緒になって、まるで流れ星みたいです」
「!!」
レイのように星に詳しいわけじゃない。
だけどその名前くらいは知っている。
みんなが見たいと願うその星くらいは。
「トナミちゃん、ボクからのプレゼントが欲しいって願って」
「えっ??」
「願って」
「??……後藤先輩からのプレゼントが欲しいです」
困惑するトナミちゃんに無理矢理願わせた願い。
だけどこれでちゃんと渡す口実ができた。
「はい、願いはちゃんと叶えたよ」
差し出した袋の中には雪に覆われた大きなお城が入ったスノードーム。
流れ星に願ってよかった、なんて、そんな風に笑うトナミちゃんを見れるまでもう少し。
「そういえば、突然呼んだみたいだったけど小早川さんは大丈夫だった??ほら、他の誰かと出かける予定とか……」
ナルに突然呼ばれた小早川さん達。
ぼくは本当に嬉しかったけれど、小早川さんはどうだったんだろう。
もしかするとぼくではない誰かと会う予定があったかもしれない。
そうじゃなくても、クリスマス、誰かに誘われたりしたかもしれない。
そう思うと、申し訳ない気持ちと、何かモヤモヤした気持ちとが胸の中を渦巻く。
「荒川先輩??」
「!!」
小早川さんの声にいつの間にか目を逸らしていたことに気付きハッとした。
「予定なんてありませんよ。それに、もし仮に予定があったとしても、私はこっちを優先させると思います」
「どうして??……」
小早川さんの言葉の理由がわからなくて、ぼくはそう返した。
すると、小早川さんは優しく微笑んで言った。
「だって、荒川先輩がいるから」
「っ!!?」
冗談なのか本当なのかわからないその言葉。
だけどぼくはその言葉に頬が熱くならない訳はなかった。
「……小早川さんっ!!」
驚いて立ち止まったぼくの少し前を歩く小早川さん。
ぼくは少し大きな声を出して前を行く小早川さんを立ち止まらせた。
手には部屋を出る前にナルに言われたものを持って。
「クリスマスプレゼント、よかったら受け取って??」
君のために選んだのは、ポインセチアの花が入ったスノードーム。
袋を開けてプレゼントを見た小早川さんが、再び大きく目を開くまで後少し。
「トナミちゃん、いい加減これもハズしたいんですけど……」
旅館を出て、ボクはトナミちゃんを家に送り届けている。
ちゃんとコスプレから着替えをしたのに、うっかり星のヘアアクセを取るのを忘れてしまっていた。
「ダメです」
それに気付いたトナミちゃんはそのことをボクに伝えたのに、ハズすことを今みたいに拒否してきた。
さすがに高校生にもなってこの痴態はありえない。
だけど楽しそうに笑うトナミちゃんにそう言われると、ボクはしぶしぶハズそうとしていた手を降ろすしかなかった。
「そんなにこれ気に入ったの??」
「はい!キラキラした先輩の髪にピッタリです!」
何がそんなにいいのかはわからないけれど、トナミちゃんはこの星のヘアアクセがホントに気に入ったみたい。
「そんなに似合っているとは思わないんだけどなぁ……」
見上げたところで見えはしない、頭に付いた星。
だけどボクはそれを見ようと目線を上に向ける。
「後藤先輩」
あっ、やっぱり見えないか。
そんなことを考えていると、隣からボクを呼ぶ声が聞こえた。
どうしたのかと目線を再びトナミちゃんに向ける。
「先輩の髪とその星が一緒になって、まるで流れ星みたいです」
「!!」
レイのように星に詳しいわけじゃない。
だけどその名前くらいは知っている。
みんなが見たいと願うその星くらいは。
「トナミちゃん、ボクからのプレゼントが欲しいって願って」
「えっ??」
「願って」
「??……後藤先輩からのプレゼントが欲しいです」
困惑するトナミちゃんに無理矢理願わせた願い。
だけどこれでちゃんと渡す口実ができた。
「はい、願いはちゃんと叶えたよ」
差し出した袋の中には雪に覆われた大きなお城が入ったスノードーム。
流れ星に願ってよかった、なんて、そんな風に笑うトナミちゃんを見れるまでもう少し。
