「外さっみーー」
「この時期って夜はやっぱり寒いよね」
「でも夜行バスとかテンション上がるね~」
「眠たい……」
ポケットに手を突っ込むレイ。
寒さに身震いするリョウキチ。
ワクワクした顔で笑うナルさん。
目をこすってぼーっとしているカナデ。
「ほら、バス来たよ」
ボク達は日帰り旅行へと出発しようとしている。
そもそものことの始まりは……。
「この前旅館に来てくれたお客さんが大阪の人だったんだけど、なんかすごい喜んでくれて、お礼に海遊館のチケットくれたんだ」
ボク達5人が珍しくケンカをしてから数日経った日、ボクはlibertyの部室で4人にそんな話をした。
「めっちゃ気前いい人だな」
髪に付けているヘアピンを付け直しながらそう言ったレイ。
「それで、大阪行ってくるの??」
窓の外を眺めながら続けたカナデ。
「気をつけていってきてね」
飲んでいたパックのジュースから口を離し、にこやかに笑うリョウキチ。
「あっ、お土産よろしく~」
いったい何人の女の子と連絡取っているのか知らないが、忙しそうに指を動かすナルみん。
って、4人全然意味わかってない。
「何他人ごとみたいに言ってんだよ。ちゃんと見て、何枚ある??」
ヒラヒラともらったチケットを動かすと、4人は人差し指を出して数え出す。
そしてその枚数に驚いた顔をした。
「5枚あるから、libertyのみんなで行くよ!」
こうして現在に至る。
修学旅行とか学校の行事での旅行はあるが、ボク達5人だけでの個人的な旅行は今回が初めて。
だから、夏休みとか冬休みとかの長い休みじゃないため日帰り旅行になるが、それでもボク達は行くことにした。
行き先は大阪のため、夜行バスに乗っての日帰り旅行。
翌日は日曜日だから、高校生の元気なボク達は今日を目一杯楽しむだろう。
「補助席誰が座る~??」
「ナルだろ」
「ナルだよね」
「ナルかな」
「ナルみんだよ」
「あっ、はい」
身長高いナルみんを補助席に座らし、ボク達もそれぞれ席に着いた。
席も決まり、さあいよいよボク達の旅行スタート!!
その前に……。
「眠い……」
「カナデ、荷物下に降ろしておいたほうがいいよ」
「補助席なんか座り心地悪いんだけど~」
「ナルさん荷物こっち置いてあげるから」
「瀬那俺のも」
とりあえず体力消費しないために、おやすみ。
「この時期って夜はやっぱり寒いよね」
「でも夜行バスとかテンション上がるね~」
「眠たい……」
ポケットに手を突っ込むレイ。
寒さに身震いするリョウキチ。
ワクワクした顔で笑うナルさん。
目をこすってぼーっとしているカナデ。
「ほら、バス来たよ」
ボク達は日帰り旅行へと出発しようとしている。
そもそものことの始まりは……。
「この前旅館に来てくれたお客さんが大阪の人だったんだけど、なんかすごい喜んでくれて、お礼に海遊館のチケットくれたんだ」
ボク達5人が珍しくケンカをしてから数日経った日、ボクはlibertyの部室で4人にそんな話をした。
「めっちゃ気前いい人だな」
髪に付けているヘアピンを付け直しながらそう言ったレイ。
「それで、大阪行ってくるの??」
窓の外を眺めながら続けたカナデ。
「気をつけていってきてね」
飲んでいたパックのジュースから口を離し、にこやかに笑うリョウキチ。
「あっ、お土産よろしく~」
いったい何人の女の子と連絡取っているのか知らないが、忙しそうに指を動かすナルみん。
って、4人全然意味わかってない。
「何他人ごとみたいに言ってんだよ。ちゃんと見て、何枚ある??」
ヒラヒラともらったチケットを動かすと、4人は人差し指を出して数え出す。
そしてその枚数に驚いた顔をした。
「5枚あるから、libertyのみんなで行くよ!」
こうして現在に至る。
修学旅行とか学校の行事での旅行はあるが、ボク達5人だけでの個人的な旅行は今回が初めて。
だから、夏休みとか冬休みとかの長い休みじゃないため日帰り旅行になるが、それでもボク達は行くことにした。
行き先は大阪のため、夜行バスに乗っての日帰り旅行。
翌日は日曜日だから、高校生の元気なボク達は今日を目一杯楽しむだろう。
「補助席誰が座る~??」
「ナルだろ」
「ナルだよね」
「ナルかな」
「ナルみんだよ」
「あっ、はい」
身長高いナルみんを補助席に座らし、ボク達もそれぞれ席に着いた。
席も決まり、さあいよいよボク達の旅行スタート!!
その前に……。
「眠い……」
「カナデ、荷物下に降ろしておいたほうがいいよ」
「補助席なんか座り心地悪いんだけど~」
「ナルさん荷物こっち置いてあげるから」
「瀬那俺のも」
とりあえず体力消費しないために、おやすみ。