何でこんなことになってるのかわからない。
「部活来ないのなんて今更だしね~。俺は部活行くから好きにしたら~??」
イライラした状態で鞄を掴んだのは10分前。
理由はlibertyの5人とのケンカ。
ケンカしたその理由はわからない。
気付いたら大きなケンカになっていて余計なことまで口走ったことだけは覚えている。
「松岡パス!!ってどこ投げてんだ!!」
「はいはいごめんごめん!!」
イライラして仕方ない俺はバスケにまでそれを持ち込んでしまっている。
部員に迷惑かけていることなんてよくわかってる。
だけどイライラが収まらなくてどうしようもない。
「松岡先輩、さっきのプレーなんですか。いつものアナタらしくないです」
休憩時間、みんなと離れて1人外にいる俺のところに真っ先に来てくれたのは蛍ちゃん。
「何かあったんですか」
「別に~ただlibertyの4人とケンカしただけだけど」
イライラする。
早くここから立ち去ってほしい。
それなのに蛍ちゃんは話を続けてくる。
話せば満足するだろうと、俺はケンカについて話した。
「その発言はアナタが悪いです。いくらイライラしているとはいえ言ってはいけないことです」
「………」
ダメだ、イライラする。
「だいたいアナタは我慢が足りないんですよ」
余計なことを言ってしまいそうだ。
「もっとよく考えて発言しなきゃ……」
「煩いな!!わかってるよ!!」
「!!」
突然大声で怒鳴った俺に蛍ちゃんが目を見開いて驚いた顔をしたのがわかった。
だけど止まらない。
「そんなこと一々言われなくても知ってるよ!!俺達のことなんだから関係ないでしょ!!」
ヤバい、止まれ。
「だいたいそういうのマネージャーだからってお節介すぎ!!……っ!?」
気付いたときにはもう遅かった。
目の前にいる蛍ちゃんは今にも泣きそうな顔をしている。
「違う……そうじゃない……ごめんね、ごめんね……」
一気に冷静になった俺は、今度はウジウジと言い訳と謝罪を繰り返した。
「……その身長でウジウジせんといてください」
「蛍ちゃん……」
俯いていた蛍ちゃんは袖口でグッと目元を擦り、俺の方を睨みつけてきた。
「早く仲直りして立ち直ってください!!その身長でウジウジされたら邪魔です!!」
「ひどっ!!」
「早く行く!!」
「はいっ!!」
今度は俺が怒鳴られた。
だけどそれは、蛍ちゃんなりの背中の押し方。
怖いから走って行ったように見えたかもしれない。
けど本当は、蛍ちゃんによって元気を取り戻したから。
「さっきは!!」
走ってたどり着いた部室前。
4人の姿が視界に入った。
今なら言える。
そう思った瞬間、自然に口は動いていた。
「マイスウィートハニー蛍ちゃ~ん!!」
「うっとおしいです、早く練習戻ってください」
「えぇ~俺ちゃんと仲直りしてきたのに~」
体育館に戻ってきた俺は、迷惑をかけた蛍ちゃんに仲直りしたことを報告したくて真っ先に向かった。
だけど蛍ちゃんは興味なさげな様子で、いつも通り冷たかった。
「……さっきはごめんなさい……それから、偉いですね……」
「!!」
訂正。
真っ赤になりながらもデレてくれた蛍ちゃんは最高に優しい。
「部活来ないのなんて今更だしね~。俺は部活行くから好きにしたら~??」
イライラした状態で鞄を掴んだのは10分前。
理由はlibertyの5人とのケンカ。
ケンカしたその理由はわからない。
気付いたら大きなケンカになっていて余計なことまで口走ったことだけは覚えている。
「松岡パス!!ってどこ投げてんだ!!」
「はいはいごめんごめん!!」
イライラして仕方ない俺はバスケにまでそれを持ち込んでしまっている。
部員に迷惑かけていることなんてよくわかってる。
だけどイライラが収まらなくてどうしようもない。
「松岡先輩、さっきのプレーなんですか。いつものアナタらしくないです」
休憩時間、みんなと離れて1人外にいる俺のところに真っ先に来てくれたのは蛍ちゃん。
「何かあったんですか」
「別に~ただlibertyの4人とケンカしただけだけど」
イライラする。
早くここから立ち去ってほしい。
それなのに蛍ちゃんは話を続けてくる。
話せば満足するだろうと、俺はケンカについて話した。
「その発言はアナタが悪いです。いくらイライラしているとはいえ言ってはいけないことです」
「………」
ダメだ、イライラする。
「だいたいアナタは我慢が足りないんですよ」
余計なことを言ってしまいそうだ。
「もっとよく考えて発言しなきゃ……」
「煩いな!!わかってるよ!!」
「!!」
突然大声で怒鳴った俺に蛍ちゃんが目を見開いて驚いた顔をしたのがわかった。
だけど止まらない。
「そんなこと一々言われなくても知ってるよ!!俺達のことなんだから関係ないでしょ!!」
ヤバい、止まれ。
「だいたいそういうのマネージャーだからってお節介すぎ!!……っ!?」
気付いたときにはもう遅かった。
目の前にいる蛍ちゃんは今にも泣きそうな顔をしている。
「違う……そうじゃない……ごめんね、ごめんね……」
一気に冷静になった俺は、今度はウジウジと言い訳と謝罪を繰り返した。
「……その身長でウジウジせんといてください」
「蛍ちゃん……」
俯いていた蛍ちゃんは袖口でグッと目元を擦り、俺の方を睨みつけてきた。
「早く仲直りして立ち直ってください!!その身長でウジウジされたら邪魔です!!」
「ひどっ!!」
「早く行く!!」
「はいっ!!」
今度は俺が怒鳴られた。
だけどそれは、蛍ちゃんなりの背中の押し方。
怖いから走って行ったように見えたかもしれない。
けど本当は、蛍ちゃんによって元気を取り戻したから。
「さっきは!!」
走ってたどり着いた部室前。
4人の姿が視界に入った。
今なら言える。
そう思った瞬間、自然に口は動いていた。
「マイスウィートハニー蛍ちゃ~ん!!」
「うっとおしいです、早く練習戻ってください」
「えぇ~俺ちゃんと仲直りしてきたのに~」
体育館に戻ってきた俺は、迷惑をかけた蛍ちゃんに仲直りしたことを報告したくて真っ先に向かった。
だけど蛍ちゃんは興味なさげな様子で、いつも通り冷たかった。
「……さっきはごめんなさい……それから、偉いですね……」
「!!」
訂正。
真っ赤になりながらもデレてくれた蛍ちゃんは最高に優しい。
