「砺波はこの中からだ」
そう言ってたくさんの仮装が入った大きな箱を渡してくれた臥龍先輩。
突然のハロウィンイベントの報告をされてから一週間。
ワタシはとっても楽しそうな今回のイベントを提供してくれたlibertyのみなさんにとっても感謝しています。
「ワタシ以外の4人はそうでもなさそうだけどね」
詩音はこういうイベント苦手そうだし。
舞璃は何とか割り切っているみたい。
瑠美は完全に困惑してワタワタ。
蛍が不機嫌そうなのは絶対松岡先輩絡みだから。
4人の反応に苦笑いしながら、ワタシは受け取った仮装達を見ていく。
「砺波」
「はい」
そうしていると、臥龍先輩に呼ばれた。
「後藤はあのゾンビだ」
先輩の指差す方にあったのは、血まみれになった服。
確かにゾンビっぽい。
「ミッションG、怖いゾンビを狩って怖がられないよう生き返らせよう作戦だ」
「ミッションG??後藤先輩ってことですか??」
ちょっとどや顔気味で頷いた臥龍先輩が可愛くて、つい笑ってしまいそうになった。
「後藤先輩笑ってください!」
「うん、トナミちゃん、あのさ」
「さあ!」
「ちょっと待とうか、どうしたの突然」
臥龍先輩からのミッションを遂行させるためにとりあえず笑顔を作ってもらおうと考えた。
だけど先輩は困惑したような顔ばかりで全然笑ってくれない。
「どうして笑ってくれないんですか??」
「どうして突然笑わせようとしているんですか??」
「どうして敬語なんですか??」
「いや、それは何となくノリで……」
いや、そうじゃなくて。
そうツッコんでくる後藤先輩。
だけどワタシの頭は、どうして先輩は笑ってくれないのかな??、ということでいっぱい。
「やっぱり何かギャグとかしたほうがいいのかな……」
「トナミちゃん??」
「それともくすぐってみるとか……」
「トナミちゃん」
「それとも……」
「トナミちゃん!」
少し強めに呼ばれた名前はいろいろ考えていまワタシの耳にハッキリ聞こえた。
そのことに驚くよりも早く、後藤先輩はワタシの持っていた偽物のチェーンソーごと、ワタシを後藤先輩の方へ引き寄せた。
そう言ってたくさんの仮装が入った大きな箱を渡してくれた臥龍先輩。
突然のハロウィンイベントの報告をされてから一週間。
ワタシはとっても楽しそうな今回のイベントを提供してくれたlibertyのみなさんにとっても感謝しています。
「ワタシ以外の4人はそうでもなさそうだけどね」
詩音はこういうイベント苦手そうだし。
舞璃は何とか割り切っているみたい。
瑠美は完全に困惑してワタワタ。
蛍が不機嫌そうなのは絶対松岡先輩絡みだから。
4人の反応に苦笑いしながら、ワタシは受け取った仮装達を見ていく。
「砺波」
「はい」
そうしていると、臥龍先輩に呼ばれた。
「後藤はあのゾンビだ」
先輩の指差す方にあったのは、血まみれになった服。
確かにゾンビっぽい。
「ミッションG、怖いゾンビを狩って怖がられないよう生き返らせよう作戦だ」
「ミッションG??後藤先輩ってことですか??」
ちょっとどや顔気味で頷いた臥龍先輩が可愛くて、つい笑ってしまいそうになった。
「後藤先輩笑ってください!」
「うん、トナミちゃん、あのさ」
「さあ!」
「ちょっと待とうか、どうしたの突然」
臥龍先輩からのミッションを遂行させるためにとりあえず笑顔を作ってもらおうと考えた。
だけど先輩は困惑したような顔ばかりで全然笑ってくれない。
「どうして笑ってくれないんですか??」
「どうして突然笑わせようとしているんですか??」
「どうして敬語なんですか??」
「いや、それは何となくノリで……」
いや、そうじゃなくて。
そうツッコんでくる後藤先輩。
だけどワタシの頭は、どうして先輩は笑ってくれないのかな??、ということでいっぱい。
「やっぱり何かギャグとかしたほうがいいのかな……」
「トナミちゃん??」
「それともくすぐってみるとか……」
「トナミちゃん」
「それとも……」
「トナミちゃん!」
少し強めに呼ばれた名前はいろいろ考えていまワタシの耳にハッキリ聞こえた。
そのことに驚くよりも早く、後藤先輩はワタシの持っていた偽物のチェーンソーごと、ワタシを後藤先輩の方へ引き寄せた。