何なんだろうかこの光景。
「すっげーー!!4組やばいな!!」
「意外と可愛いのいるな!!」
何で男子客が増えてるんだ。
「チッ……男か……」
「なるちゃん接客してよー」
男嫌いのナルさんは聞こえるように舌打ちをかます。
そんなことにも気にせず、男の客はナースのナルさんに接客をせがむ。
「今すぐおかえりくださいませクソヤロウ様~お前達にやるスマイルなんざ用意してね~んですよ」
「モエモエオムライス1つね」
何て強いんだこの男子達。
ナルさんの額に青筋が……。
しかも持ってきたオムライスにケチャップで“死ね”って書いてる……。
「何だ、後藤は教師か」
男客に紛れて気付かなかった……。
ボクの担当の机にいるのは生徒会長の臥龍先輩じゃないか。
「どっ、どーもー」
「とりあえず写真を撮らせろ、美術部に送るから」
そう言ってボクの返事を聞かぬまま携帯で連写しだした先輩。
「ちょっ!!先輩!!やめてください!!」
「大丈夫だ、結構似合っている」
平然とした顔の臥龍先輩は携帯を尚も向けてくる。
何て人だ……そんなにもボクを吊し上げたいのか……。
ボクが落ち込んでいると、少し遠くで見たことのある姿を発見。
あれは……。
「おぉ!!にーちゃんのクラスすげーー!!」
「太……陽……」
デカい声で叫んだのは間違いなくレイの弟の太陽。
レイも突然の家族の登場に焦っているようだ。
「にーちゃん!!それ知ってる!!メイドってやつだろ!!?」
「見るな……太陽」
太陽、お前の兄はお前の言葉で死にかけてるから。
これ以上レイのHP減らしてやるな。
そしてデカい声で叫んでやるな。
「いいか、太陽……男には黒歴史ってもんがあるんだ……それが俺にとっては今だ」
ガチムチメイドが小学生を諭す光景は絵面的に何か危ない。
「坊ちゃん!!大変可愛らしい!!」
「さすがうちの坊ちゃん」
「女装ってバレませんよ冗談抜きで」
またしても聞いたことのある声。
「何で来たの……八田さん、吉田さん、倉橋さん」
リョウキチのお世話係の3人だ。
大の大人の男3人と完全女子のロリータ男子。
こっちの方が危ない。
「すみません、でもどうしても見たくて」
「今すぐ帰って、本当にお願いだから」
全く謝っていない笑顔の3人に必死に帰れと言うリョウキチ。
調子に乗ってりょうちゃんと呼んだ3人は家に帰ったらリョウキチによってどうなるのかなんて考えたくもない……。
「………」
ふと目に入ったカナデの姿をよく見てみると、客を見て固まっている。
一体誰が来たんだ??
「似合っているな長坂……いや、かなちゃんか」
「ハル君は俺を怒らせるのが好きみたいだね……悪いけどそういう店じゃないから」
ハル君、前々から思ってたけど結構勇者だよな、カナデ相手にあんなこと言えるなんて。
カナデも負けじと冷やかすように言葉を発する。
「大丈夫だ、いけるぞ」
「いや、どこにだよ」
ハル君ホント勇者……。
でもさ、カナデのその怒りの発散口はボク達だからね??
お願いだから、ハル君ホント黙ってて。
「すっげーー!!4組やばいな!!」
「意外と可愛いのいるな!!」
何で男子客が増えてるんだ。
「チッ……男か……」
「なるちゃん接客してよー」
男嫌いのナルさんは聞こえるように舌打ちをかます。
そんなことにも気にせず、男の客はナースのナルさんに接客をせがむ。
「今すぐおかえりくださいませクソヤロウ様~お前達にやるスマイルなんざ用意してね~んですよ」
「モエモエオムライス1つね」
何て強いんだこの男子達。
ナルさんの額に青筋が……。
しかも持ってきたオムライスにケチャップで“死ね”って書いてる……。
「何だ、後藤は教師か」
男客に紛れて気付かなかった……。
ボクの担当の机にいるのは生徒会長の臥龍先輩じゃないか。
「どっ、どーもー」
「とりあえず写真を撮らせろ、美術部に送るから」
そう言ってボクの返事を聞かぬまま携帯で連写しだした先輩。
「ちょっ!!先輩!!やめてください!!」
「大丈夫だ、結構似合っている」
平然とした顔の臥龍先輩は携帯を尚も向けてくる。
何て人だ……そんなにもボクを吊し上げたいのか……。
ボクが落ち込んでいると、少し遠くで見たことのある姿を発見。
あれは……。
「おぉ!!にーちゃんのクラスすげーー!!」
「太……陽……」
デカい声で叫んだのは間違いなくレイの弟の太陽。
レイも突然の家族の登場に焦っているようだ。
「にーちゃん!!それ知ってる!!メイドってやつだろ!!?」
「見るな……太陽」
太陽、お前の兄はお前の言葉で死にかけてるから。
これ以上レイのHP減らしてやるな。
そしてデカい声で叫んでやるな。
「いいか、太陽……男には黒歴史ってもんがあるんだ……それが俺にとっては今だ」
ガチムチメイドが小学生を諭す光景は絵面的に何か危ない。
「坊ちゃん!!大変可愛らしい!!」
「さすがうちの坊ちゃん」
「女装ってバレませんよ冗談抜きで」
またしても聞いたことのある声。
「何で来たの……八田さん、吉田さん、倉橋さん」
リョウキチのお世話係の3人だ。
大の大人の男3人と完全女子のロリータ男子。
こっちの方が危ない。
「すみません、でもどうしても見たくて」
「今すぐ帰って、本当にお願いだから」
全く謝っていない笑顔の3人に必死に帰れと言うリョウキチ。
調子に乗ってりょうちゃんと呼んだ3人は家に帰ったらリョウキチによってどうなるのかなんて考えたくもない……。
「………」
ふと目に入ったカナデの姿をよく見てみると、客を見て固まっている。
一体誰が来たんだ??
「似合っているな長坂……いや、かなちゃんか」
「ハル君は俺を怒らせるのが好きみたいだね……悪いけどそういう店じゃないから」
ハル君、前々から思ってたけど結構勇者だよな、カナデ相手にあんなこと言えるなんて。
カナデも負けじと冷やかすように言葉を発する。
「大丈夫だ、いけるぞ」
「いや、どこにだよ」
ハル君ホント勇者……。
でもさ、カナデのその怒りの発散口はボク達だからね??
お願いだから、ハル君ホント黙ってて。
