「蛍ちゃん固まっちゃって大丈夫??」
アタシの顔を覗き込んだ松岡先輩を少し睨んで距離を取った。
「先輩、アタシの名前、下の名前で呼ばないでください」
「何で??」
「嫌いなんです、自分の名前……」
「どうして??可愛い名前なのに」
「似合わないからですよ!!」
はっとした。
今のは今までのとは違って、ただ冷たく言っただけではなく、声を荒げて怒ったように言ってしまった。
「……失礼します」
居たたまれなくなったアタシは逃げるようにその場から立ち去ることしか出来なかった。
後ろで先輩がどんな顔をしているかも、見もせずに。
キュッキュッというバッシュの音と、部員の声、ボールを床に突く激しい音。
3つが重なり合い体育館に響く。
キャプテンvs副キャプテンの2チームに別れゲームをしている部員達。その中で一番楽しそうなのは5番の松岡先輩と8番の岡本先輩だ。
松岡先輩はいつも岡本先輩に私と同じように絡みに行く。でも岡本先輩は暴言吐きまくりで本当に仲良しなのか??っていう感じだけど、でも、バスケを見ると、2人のコンビネーションは抜群で、3年生よりも凄いのではないかと思う。
実際、だからこそ松岡先輩は副キャプテンへ選ばれたのだろう。(岡本先輩は他の部活へ勝手に行ったりして若干サボり魔なところがあるから)。
「(普段もあれだけ真剣ならいいのに)」
シュートを決め笑顔でハイタッチをする松岡先輩を見ながらさっきのことを思い出す。
「(謝るべき??……けど、どうせアタシの悪いクセがまた出ちゃって素直に謝れない気がする……けど、やっぱり仮にも先輩だし。アタシ理不尽に勝手に怒鳴って逃げちゃったし……)」
ピーーーッと響くホイッスル音。
それに頭を振り思考を中断し、部員へタオルを配った。
「ありがとう蛍ちゃん!」
左目でウィンクしながらタオルを受け取った松岡先輩へイラッとしながら「イイエ」とカタコトで言ってやるとハハハッと笑ってきた。
そして休憩時間。
アタシはドリンクを作りに行った。
そこへやってきたのは松岡先輩だった。
入ってきたことは分かっていたが、アタシはそのまま無視し続けていた。
だけど、そんなアタシにお構いなしで松岡先輩はいつものように絡んできた。
まるで、さっきアタシが怒鳴ったことなんてなかったかのように。
アタシの顔を覗き込んだ松岡先輩を少し睨んで距離を取った。
「先輩、アタシの名前、下の名前で呼ばないでください」
「何で??」
「嫌いなんです、自分の名前……」
「どうして??可愛い名前なのに」
「似合わないからですよ!!」
はっとした。
今のは今までのとは違って、ただ冷たく言っただけではなく、声を荒げて怒ったように言ってしまった。
「……失礼します」
居たたまれなくなったアタシは逃げるようにその場から立ち去ることしか出来なかった。
後ろで先輩がどんな顔をしているかも、見もせずに。
キュッキュッというバッシュの音と、部員の声、ボールを床に突く激しい音。
3つが重なり合い体育館に響く。
キャプテンvs副キャプテンの2チームに別れゲームをしている部員達。その中で一番楽しそうなのは5番の松岡先輩と8番の岡本先輩だ。
松岡先輩はいつも岡本先輩に私と同じように絡みに行く。でも岡本先輩は暴言吐きまくりで本当に仲良しなのか??っていう感じだけど、でも、バスケを見ると、2人のコンビネーションは抜群で、3年生よりも凄いのではないかと思う。
実際、だからこそ松岡先輩は副キャプテンへ選ばれたのだろう。(岡本先輩は他の部活へ勝手に行ったりして若干サボり魔なところがあるから)。
「(普段もあれだけ真剣ならいいのに)」
シュートを決め笑顔でハイタッチをする松岡先輩を見ながらさっきのことを思い出す。
「(謝るべき??……けど、どうせアタシの悪いクセがまた出ちゃって素直に謝れない気がする……けど、やっぱり仮にも先輩だし。アタシ理不尽に勝手に怒鳴って逃げちゃったし……)」
ピーーーッと響くホイッスル音。
それに頭を振り思考を中断し、部員へタオルを配った。
「ありがとう蛍ちゃん!」
左目でウィンクしながらタオルを受け取った松岡先輩へイラッとしながら「イイエ」とカタコトで言ってやるとハハハッと笑ってきた。
そして休憩時間。
アタシはドリンクを作りに行った。
そこへやってきたのは松岡先輩だった。
入ってきたことは分かっていたが、アタシはそのまま無視し続けていた。
だけど、そんなアタシにお構いなしで松岡先輩はいつものように絡んできた。
まるで、さっきアタシが怒鳴ったことなんてなかったかのように。
