暑い8月も終わり9月に突入。
まだまだ暑さ引かないこの季節に俺達の学校で行われる最大イベント。
「霧南祭!!」
俺が叫ぶとうるさいとカナと瀬那に頭を叩かれた。
「まあまあ~、楽しみなのは俺達も一緒だよ~」
「そうだね、霧南祭すごく楽しみ」
ヘラヘラ笑って俺を庇うナルとそれに頷き笑うりょーすけ。
霧南祭とは9月に行われる朝霧稜南高校のビックイベント。
1日目の部活・クラスのパフォーマンスを行う前日祭。
2日目の一般客を招いてのクラスの出し物を行う文化祭。
3日目のクラス対抗体育祭。
この3日間をまとめて霧南祭と呼ぶ。
「まずはクラスごとのパフォーマンスを決めます」
委員長であるなっちゃんが球技大会同様指揮を執ってくれる。
「はいは~い!白雪姫の劇がいいで~す!」
誰より早く手を挙げたのはナル。
「もちろん玲斗が白雪姫で俺が王子!」
「委員長ー、コイツの頭かち割ってもいいですかー」
キメ顔でこっちを向いてきたナルを指差してそう言えば、椅子から落ちんばかりの勢いで土下座してきた。
「まあいいんじゃない??白雪姫とかしたい人にやらせるか投票にすれば」
人事だと欠伸をするカナ。
あれ??クラスの女子が投票っていう言葉に目を光らせたのは気のせいか??
「やりたい人いないなら投票もいいかもね」
優しく笑うりょーすけの投票という言葉にまたもや目を光らせた気がする……。
「そうだね、投票なら誰が入れたかわかんないから文句言えないしね」
あっ、これ気のせいじゃねーや。
瀬那の投票という言葉に確実笑ってるわ。
「何かすげー嫌な予感」
投票を行い役柄を決めだした。
つーかもう白雪姫は決定なのな。
そうこうしている間に投票は終了し、開票。
「えーー……みんなおかしいよ……」
白雪姫、瀬那。
「何で玲斗じゃなくてセツ子!?」
隣の国の王子、ナル。
「選ばれるなんて思わなかったね」
小人、りょーすけ。
「意味わかんない……」
悪い魔女、カナ。
「俺の予感的中だわ」
狩人&あんまり喋らない小人、俺。
「この投票に異論はありませんね??」
「ないでーーす!!」
ここぞとばかりに団結しやがって……。
「セツ子が姫とか萎えるわ~……」
「ボクもまさか白雪姫になるなんて……」
舌打ちしながら言ったナルとロボットのように乾いた笑いをする瀬那。
「投票薦めちゃったのぼく達だしね」
苦笑いでそう言ったりょーすけ。
超絶嫌そうに見えるけど。
「まあ、いいよ」
誰よりやる気ないカナからまさかの返事!!
「劇だって??そんなの俺達が作り替えればいいよ、普通じゃない白雪姫をね」
黒い笑い。
これそうとうやるの嫌だったんだな。
よっぽどめんどくさかったんだな。
「カナの思考が変な方に逸れてるぞ」
そう呟いた俺の声に3人も頷いた。
まだまだ暑さ引かないこの季節に俺達の学校で行われる最大イベント。
「霧南祭!!」
俺が叫ぶとうるさいとカナと瀬那に頭を叩かれた。
「まあまあ~、楽しみなのは俺達も一緒だよ~」
「そうだね、霧南祭すごく楽しみ」
ヘラヘラ笑って俺を庇うナルとそれに頷き笑うりょーすけ。
霧南祭とは9月に行われる朝霧稜南高校のビックイベント。
1日目の部活・クラスのパフォーマンスを行う前日祭。
2日目の一般客を招いてのクラスの出し物を行う文化祭。
3日目のクラス対抗体育祭。
この3日間をまとめて霧南祭と呼ぶ。
「まずはクラスごとのパフォーマンスを決めます」
委員長であるなっちゃんが球技大会同様指揮を執ってくれる。
「はいは~い!白雪姫の劇がいいで~す!」
誰より早く手を挙げたのはナル。
「もちろん玲斗が白雪姫で俺が王子!」
「委員長ー、コイツの頭かち割ってもいいですかー」
キメ顔でこっちを向いてきたナルを指差してそう言えば、椅子から落ちんばかりの勢いで土下座してきた。
「まあいいんじゃない??白雪姫とかしたい人にやらせるか投票にすれば」
人事だと欠伸をするカナ。
あれ??クラスの女子が投票っていう言葉に目を光らせたのは気のせいか??
「やりたい人いないなら投票もいいかもね」
優しく笑うりょーすけの投票という言葉にまたもや目を光らせた気がする……。
「そうだね、投票なら誰が入れたかわかんないから文句言えないしね」
あっ、これ気のせいじゃねーや。
瀬那の投票という言葉に確実笑ってるわ。
「何かすげー嫌な予感」
投票を行い役柄を決めだした。
つーかもう白雪姫は決定なのな。
そうこうしている間に投票は終了し、開票。
「えーー……みんなおかしいよ……」
白雪姫、瀬那。
「何で玲斗じゃなくてセツ子!?」
隣の国の王子、ナル。
「選ばれるなんて思わなかったね」
小人、りょーすけ。
「意味わかんない……」
悪い魔女、カナ。
「俺の予感的中だわ」
狩人&あんまり喋らない小人、俺。
「この投票に異論はありませんね??」
「ないでーーす!!」
ここぞとばかりに団結しやがって……。
「セツ子が姫とか萎えるわ~……」
「ボクもまさか白雪姫になるなんて……」
舌打ちしながら言ったナルとロボットのように乾いた笑いをする瀬那。
「投票薦めちゃったのぼく達だしね」
苦笑いでそう言ったりょーすけ。
超絶嫌そうに見えるけど。
「まあ、いいよ」
誰よりやる気ないカナからまさかの返事!!
「劇だって??そんなの俺達が作り替えればいいよ、普通じゃない白雪姫をね」
黒い笑い。
これそうとうやるの嫌だったんだな。
よっぽどめんどくさかったんだな。
「カナの思考が変な方に逸れてるぞ」
そう呟いた俺の声に3人も頷いた。