すると、恭弥がこちらを向く。 一瞬。本当に一瞬だけど、目が合った。 …すぐに逸らされたけど。 「…うん。聞こえてたよ…」 終わったーーーー。 ホント神様なんなの! あたしは何も悪いことしてないのに… 「じゃあさ、未来。 この際さ、本音を面と向かって言ったら?」 寧音様からの助言ですね。 確かに寧音の言う通り、きちんと話した方がいいと思う。 ということで、寧音に従おう。 「……うん、そうだね。 ちょっと来て、恭弥。」 あたしは恭弥を今は誰もいない多目的室に連れていった。