「...て言うか、恭弥この話、聞こえてるんじゃないかな?」

「!!!?」


なんとここで小野寺くんが爆弾的な発言をした。


あたしはそーっと恭弥の席を見た。




...いる。そこにあの人がいる。
しかも普通に喋っていることが聞こえる距離。


どーする。
あたしは冷汗だらだらだった。


「恭弥?
もしかして今の話、聞こえてた?」

小野寺くんはさらっと大切なことを恭弥に聞いた。