・・・残念なことに寧音の求める答えを出すことは出来ないが。


「ホント。俺は嘘をつかねぇもん。」

「嘘ついてよ。オオカミ少年になっちまえよ!」




そして微笑む俺。


「なんで微笑んでんの!?おかしいでしょ!!」


さらに満面の笑みを浮かべる。




「〜っ!ねぇ!これ返す!あたし、お化け屋敷ホント無理だから。」

寧音はそう言ってチケットを突き返してくる。


「お、奇遇だねぇ、俺も無理。ということで、
この使命、お前に託す!」

俺もチケットを突き返す。


「そんな使命はいらない!あたしは明るい未来が欲しい!お化けなんぞに呪われたくない!」


「呪われるのは怖いが明るい未来ならきっと奏楽がくれる!」


[作者 ※呪われる可能性があるとするなら1%も満たないほどしかないですよ!]