だから、愛海に紹介された時は、心臓が飛び出るかと思った。
まさか、まさか会えるなんて思ってなかったから・・・
私は一目見て、すぐに空海だとわかった。
あの愛おしい笑顔、ずんぐりむっくりの体型、自分を犠牲にしてまで友達との約束を守るところ。
何から何まで変わっていなかった。
しいて言うなら髪型が変わったぐらいだろうか?
でも、空海は私を覚えていなかった。
「初めまして、山本空海です」
そう言われた瞬間、私は涙が出そうになった。
まさかと思った。
何かの間違いだと思った。
でも、空海の目に偽りはなかった。
嘘をついてる様子もなかった。
あれだけ一緒に遊んだのに・・・
あれだけ楽しかった時間は全て幻?
そう思わざるをえなかった。
でも、陰で空海の力になれるなら・・・
少しでも空海にチャンスを与えられるなら・・・
今はそうするしかない・・・
そう自分に言い聞かせた。