激しく息切れし、何も喋ることができない。
「愛海、お前も分かってるやろ?
お前が思ってるほど、芸人の世界は甘ないねん!
誰かが売れれば売れるほど、そいつに妬みや恨みを持つ奴だっておる!
その時に行動に移すやつと、移さんやつがおるやろ?
姫野は移すやつの方に当たってもうたんや。
その時に辞めるか辞めへんかは本人が下さなあかんねん。
わかるな?」
「わかってる・・・わかってるよ・・・」
私は泣きながら言った。
そんなこと、言われなくてもわかってる・・・
でも・・・
美味香にはお笑いを辞めてほしくない。
だって・・・お笑いを生きがいにしてる子だから・・・
ここでお笑いを辞めたら・・・あの子・・・美味香はどうなるの・・・?
「大丈夫や。静かに見守ろう。な?」
悠斗兄ちゃんは私を後ろから抱き締める。
「うん・・・」
私は泣きながら頷いた。
私は知っていた。
悠斗兄ちゃんも同じ過去を抱えていることを・・・
「愛海、お前も分かってるやろ?
お前が思ってるほど、芸人の世界は甘ないねん!
誰かが売れれば売れるほど、そいつに妬みや恨みを持つ奴だっておる!
その時に行動に移すやつと、移さんやつがおるやろ?
姫野は移すやつの方に当たってもうたんや。
その時に辞めるか辞めへんかは本人が下さなあかんねん。
わかるな?」
「わかってる・・・わかってるよ・・・」
私は泣きながら言った。
そんなこと、言われなくてもわかってる・・・
でも・・・
美味香にはお笑いを辞めてほしくない。
だって・・・お笑いを生きがいにしてる子だから・・・
ここでお笑いを辞めたら・・・あの子・・・美味香はどうなるの・・・?
「大丈夫や。静かに見守ろう。な?」
悠斗兄ちゃんは私を後ろから抱き締める。
「うん・・・」
私は泣きながら頷いた。
私は知っていた。
悠斗兄ちゃんも同じ過去を抱えていることを・・・
