君が




この世や




僕の前から姿を消して




もぅ一週間がたったんやね?




そぅだ。




君を殺した犯人は、




捕まったんや。




それでも、




君が




もう一度




僕の前に




姿を現す事は




ないんやんね。




犯人は、君をいじめてた




あの馬鹿女の従兄弟やってんて。




なんで、君が殺されやんな




アカンかってんやろ。










「っ…うぅッッ」




君の 涙脆さが



僕にも 移ったんやね。



君の涙脆さが 移ってくれて



よかった。



まだ 心の中に君が居る



そんな気がすんねん。



君の死に顔、美しかった。



だからこそ、



起き上がって、







『おはょぅございますっ』







って笑顔で




言って欲しかった。




僕は 泣いてグチャグチャの




顔のままで、




最後に君と逢った。




君と話が出来たなら




笑って、



頬にキスしてくれたんやろね。




君の事考えん日は、




いらんよ。




何より 君が大切やった。




なのに、なんで僕が…














「生きてんねんッッ…うぅッッ」












悔しい。




僕は 守りたい人を



守る事が出来へんかった。







すっかり




涙脆くなってしまった





僕と共に。
















最後に



冷たい 君の首に







赤く 大きな



キスマークをつけた。