しばらくすると

「大丈夫かるりこ?」

先に口を開いたのが舜だった。

「うん…大丈夫」

と言ったのになかなか部屋を出ない舜。

「もう少しそばにいる」

私を優しく起こし隣に腰をかけた。

「ありがとう舜…」

「幼なじみなんだから…いいんだよ」

なんだろう…今の間は。

「俺さ…別れたんだ」

…え?なんで?

「やっぱり幼なじみと長くいると心配になるもんだな」

さっきからなにいってるの?

でも、今なら言える。

「あのね舜…実は」

「俺、わかったんだよ」

「え?なにを?」

「お前が好きだ」