「もうお昼前だし近くのファミレスでなにか食べる?」

「るりこが食べたい」

「わかったるりこね。」

ん?るりこって私?

「ダメダメダメ!」

「気づくの遅い、まさか考え事してた?」

う、そのとおり…

「俺が抱いてやるからいい加減あいつのこと忘れろ」

えっ、どういうこと?

気づくとベットと背中がくっついてて春人が馬乗りになってた。

「お願い、やめて?」

涙を堪えながらお願いすると

「涙目で訴えても誘ってるのと同じだよ?」

不敵な笑みを浮かべて言う春人が怖かった。

「いや!やめて春人、お願い」

汚い、汚い、汚い。

それ以上触れないで。

抵抗するけど女の力じゃ到底かなわない。

舜、舜助けて…

「るりこ!」

バン!

扉を勢いよく開ける方を見ると舜がいた。

「あーあ、いいところだったのに、邪魔しないでくれる?」

「たす…けてしゅ…ん」

涙が止まらず途切れ途切れで舜に助けを求める。

「女が嫌がってるのにするのかよお前は」

「君にはカンケーないでしょ?」

ふっと鼻で笑う春人。

それに対して睨む舜。

「あーあ、やる気失せるー。帰るわ。」

それだけ言って帰った春人。

私と舜が私の部屋に残る。