「さて」と言いながらあたしを引き離す祐真。 いつだって子供扱いで恋愛対象外で。 「じゃ、また夜にな」 あたしの気持ち全部無視して。 祐真なんて彼女に捨てられてしまえば良いもん。 あたしを置いていく祐真の背中に一種の呪いのようなものを掛けた。