翌日、案の定佑真に怒られたけども。



幸せだったからまぁ良いとして。




「図々しいな人のベッドに寝るなんてよ」



「だって佑真が泊まって良いって言ったから」



「俺のベッドに寝ろなんて言ってないだろうがよ」



「良いじゃんケチ」



ベーッ、て舌を出して佑真を挑発してみた。




「二人とも、口動かしてる暇ないでしょ!柚子!一旦お家帰って準備しなきゃいけないんでしょう!早く朝ご飯食べなさい!」



「……はぁい……」



二日酔いの佑真ママに怒られて、口を結ぶ。



佑真は舌打ちをして、それから玉子焼きを口に放り込んでから自分の部屋に戻っていった。