「おい、ごら、逃げんな琢磨!」


「オレ限定ッスか!?」


「あはは、琢磨モテモテですね」


「カレンさんに持てても嬉しく無いですよ!」


無意識に叫んでいた



「あぁん?どういう意味だー!」


般若と如く追いかけてくるカレンさん


オレは10円玉の事なんて忘れていた


もしも、あの時あの10円玉を忘れていなかったらあんなことにならなかったのかな・・・


「まて、ごらぉぁ!」


「ぎゃー!」