「健斗さーん!カレンさーん!待って下さいよぉぉ!」


前を行くふたりを追いかけようと走り出そうと一歩踏み度したら



「ずべっし!」


転んだ


それはもう、豪快に転んだ


「痛いなぁ~」


立ち上がりせいふくに付いた泥を叩き落とす


足下を見ると


「10円玉?」


なんで?と思いながら拾おうとしたら