「さて、馬鹿はほっといて」
冷めた瞳で見られても拝むのはやめないぞ!
「帰れない、帰りかたがわからないとはどういうことか詳しく教えてもらえますか?」
銀太はお稲荷さんに夢中だったムシャムシャ美味しそうに食べている
「ふぁわりまふた!」
「食べ終わってからでいいですよ」
「迷子じゃないのか?」
それしかないだろ!と純粋に思っているようなカレンさん
「そんな単純なことのわけがないじゃないですか、銀太は狐ですよ?社と言うことは神社の主です、その銀太が帰れないなんて…原因があるはず」
確かに
「原因はこっくりさんッスね!」
これしかない!胸を張って言えるってか、みんなそう思ってるか
「おお!なるほど!そうだったのか…琢磨、お前頭いいな」
真剣な顔のこの人にオレはどんな言葉をかければ良いのだろう…かける言葉が見つからない
「取り合えずこっくりさんをした女子生徒を探しますか」
「ういっす…あっ、健斗さん!オレ、その女子生徒とどこかで接触してるみたいなんです」
「詳しくお願いします」
オレは銀太から聞かされたことを話した