「えぇぇぇぇ!?ちょっ!まじで!?」
思わず健斗さんの後ろに隠れる、ほら、健斗さんなら魔王だろうと笑顔ひとつで蹴散らしてくれるようなオーラがあるから…ね?
「まじで!?手品?なぁ、手品!?」
カレンさんは銀太に近付いて詰め寄る、その神経はすごい
「琢磨、暑苦しいです。飲み物はお茶?それともオレンジジュース?」
ほんと健斗さんパネェッす!
「オレンジジュース?」
えっ?オレンジジュース知らないの?
首を傾げる銀とともにオレも首を傾げる
「うまいぜぇ!」
なんて言うカレンさんの手にはオレンジジュースの缶
それを銀太に手渡した
……何か忘れてる気がする
「依頼の方、もう少し詳しくお聞きしてもいいですか?」
そうだった
