「……そうか、そんなことがあったのか」
カレンさん……今春なのに綺麗な紅葉が見られますよ
「ただ、運が悪かっただけじゃないかな?」
「…そうなんですかね?」
そうなら災難過ぎるぞ
「あっはは、なにそれ」
「ねー、きゃ!」
バシャ
その缶ジュースはこれ以上ない的確なコースを通りオレにたどり着く
「…オレ今日死んだりしませんよね?」
頭からジュースを滴り落としながら誰に問うわけでもなく呟く
「ご、ごめんね!」
女の先輩はオロオロしながら謝ってきた
「大丈夫です!気にしないでください」
今日体育あるからジャージ持ってきてるし
