本当の居場所



教室に入ると、クラス中の視線が向いた。


「え、なに?」


不思議に思って教室内を見渡す。

その時、陽人と目が合ったけれど、陽人も分からず首を傾げている。


「ほらー、言った通りだろ?」

「え?」


クラスの中から聞こえてきた声。

その声の人物は、昨日陽人と一緒にいた陽人の友達。


「絶対付き合うと思ってたんだよなー。さっきも手繋いでるの見たし」


自慢気に言う友達。

陽人は呆れたようにため息をついた。