本当の居場所



あたしは池川くんと二階へと上がった。


「ここが俺の部屋」


初めて入る池川くんの部屋は

性格を表すかのようなきれいさ。

まるで男の子の部屋とは思えない。


「適当に座って?」


そう言われてあたしは、ちょこんと腰を下ろした。


「緊張したでしょ?」


近くに腰を下ろしながら、池川くんは言った。


「うん…少し」

「あはは。ごめんね」

「けどいい両親だったよ」