「……野さんっ! 星野さん!」 「へ!?」 呼ばれてハッと我に返ると、 そこには心配そうな顔をした池川くんがいた。 「大丈夫? ぼーっとしてたけど…」 「ああ…うん……大丈夫」 まだなんとなく意識がハッキリしてなくて、適当に返事を返す。 「もうみんな帰ったし、俺らも帰ろ?」 気付けば外はもう、オレンジ色に染まりかけていた。 「あっ、うんっ。ごめんね、待たせちゃって」