「はーるとっ!」 あたしは寝ている陽人にわざと声をかけた。 不機嫌そうな顔を上げる陽人。 「話しようよ」 あたしは今までのように、陽人に声をかけた。 だけど。 「やだ」 そう言って陽人は、また顔を伏せた。 いつもの陽人なら 『仕方ねぇなぁー』 とか言いながら話してくれるのに。 態度の違う陽人に、あたしは不満そうな顔をした。