「今日委員会入ったんだ。だから一緒に帰れない」 「そっか。じゃあ先帰ってるね」 「ごめんね」 「ううん」 何度も謝りながら、友達の元へと帰って行く池川くん。 本当に優しくて、大事にされてるって分かる。 好きになって、良かった。 あたしは自分の席へと戻った。 この前の席替えで、隣の席が陽人になった。 あたしの隣で、陽人は寝ていた。