本当の居場所



「お願い! 陽人さま!!」

「はぁ~? ぜってー嫌だし」


昼休み。

2人しかいない屋上で

あたしは陽人に向かって両手を合わせる。

陽人は嫌そうな顔。


「普通に考えておかしいだろ」

「だって無理だよぉ~」


泣きそうなあたしを

冷たく突き放す陽人。


「何で俺が行かなくちゃいけないわけ?」

「だっていきなり2人とか、心臓もたない……」

「知るかっ」