本当の居場所



微笑み合いながら、あたしたちは歩いた。

本当に幸せだ。


着いた場所は、市役所。

あたしと陽人は、婚姻届を出すために、この場所に来た。

今日から、高橋紗雪になる。


なんだかくすぐったくて。

幸せを感じて、ずっと笑ってた。


これからもずっと幸せにすると、真剣な顔で陽人が言ってくれた。

あたしは素直に、頷いた。


陽人と一緒にいることが、あたしの幸せだから。


そして、

あたしたちの左手の薬指には今、お揃いの指輪が光ってる。


《END》