本当の居場所



「紗雪っ……好きだから………幸せにな」


優矢はあたしを抱きしめたあと、優しく笑って去っていった。


付き合い初めて1年半。

あたしと優矢の関係は、ここで終わりを迎えた。


優矢が見えなくなったあと、

あたしはその場に泣き崩れた。


本当に優矢が大好きで。

優矢無しでは生きられないってほど、優矢を想ってた。


意地悪で強引で、自分勝手なやつだったけど、

無邪気で優しくて、いつもあたしを想ってくれていた。


そんな優矢を傷付けてしまった。

最低だよ、あたしって………


それでもあたしは、陽人が好きなんだ。

陽人が忘れられないんだ。

優矢のためにも、

あたしは陽人に想いを告げなきゃ。