本当の居場所



優矢の言葉に、あたしはゆっくりと頷いた。

すると優矢は微笑んで、あたしの頭をポンポンっとした。


「じゃあ俺、帰るから。また考えがまとまったら、連絡して?」

「優矢っ」


あたしは優矢を引き止めた。

あたしを見つめる優矢。


「距離を置くって…あたしの考えがまとまるまで、会わないってことだよね?」


優矢は寂しそうに頷いた。


「電話もメールも、しないってことだよね?」

「そうだよ」


優矢が小さく呟いた。

あたしは下を向く。