優矢にすべてを話し終えた時には、

あたしの顔は涙でグチャグチャだった。


陽人との思い出が、頭の中を駆け巡った。

幸せだった、二年半。

本当に陽人が大好きで、片時も離れたくなかった。


けれど、自ら別れを選んだあたし。

あの時、光くんに後悔だけはしないでって言ったのに。

あたしは何度も後悔した。


陽人と離れて、会いたくてたまらなくなって。

何度会いに行こうとしたか分からない。

その度に、ひたすら自分に言い聞かせて。

陽人と離れた意味が分からなくなって、

たくさんの涙を流した。