「ほ、ほら紗雪っ。急に休みになったかもしれないじゃんっ」 「あたしメールしたの、前日の夜だよ?」 「………」 何も言えなくなったのか、アユは口を閉じた。 陽人… なんで嘘つくの? 光くんと会うって正直に言っても、あたし怒んなかったよ? 嘘つかれる方が、傷付くよ… その日の夜。 あたしは陽人の家へと向かった。 いつ部活から帰ってくるのか分からない。 それでもあたしは、陽人の家の前で待った。 中に入って待てば良かったけど、なんとなくできなかった。