本当の居場所



あたしの目からは、無意識のうちに涙が一筋流れた。

それを合図に、どんどん涙が溢れ出す。


「ありっ…ありっが…とうっ…」


涙のせいで上手く喋れなくて。

こんなに幸せな誕生日、初めてだよ…


泣きわめくあたしを、陽人が優しく引き寄せる。


「好きだから」


そう言って、優しくあたしを抱きしめる陽人。

あたしは陽人の胸でひたすら泣いた。


陽人を好きになって良かった。

陽人の彼女で良かった。

好き…大好き……