本当の居場所



陽人が手を引くように歩いてたのも

いつの間にか並んで手を繋ぐように歩いていて。

会話はなかったものの、全然息苦しくなんてなくて。

そのまま着いたのは、陽人の家だった。


「陽人の家…?」

「そう」


きれいで大きな陽人の家。

なんだか急に緊張してきちゃって。

彼氏の家なんて、初めてじゃないのに。


「ほら、来いよ」


あたしを呼ぶ陽人に駆け寄って、一緒に中へと入る。