そして、放課後になった。


陽人、朝言ったこと本当なのかな?

とりあえず、
できることならこの場から逃げてしまいたい。


「さゆ」

「は、はぃぃ!!?///」


いきなり陽人に声をかけられて、

かなりびっくりしてしまったあたし。

うわー、
絶対陽人傷付いてるよー。

そんなつもりじゃないんだよっ、全くもって。


「ふはっ」

「へ?」


その時、
聞こえてきた笑い。

顔を向けると、口を押さえて笑う陽人。