False love






「ごちそうさまでした。」



「はーいっ
風呂湧いてるよ!」






「先入ってくるわ」





鏡の前に立つと、




今日はどこにも行かなかったから




髪がペちゃんとしててなんか不思議。




美波は、髪がペちゃんとしてる俺は嫌いって言ってた。




日和は多分そこまできにしてないのかな。








風呂に入ってあがると、



ドア越しに日和の声が聞こえた。





「あはは~」




日和の声しか聞こえないから
多分電話をしてるんだろう。





「今日?どこも行ってない家で過ごしたよ。」




入ろうとしてドアに伸ばした手を止めた。



手を動かそうと思っても動かない。







「あ、でも1人でスーパーには行ったよ。」





ほんとに悪いことをした。




心から思った。




「うん、でも日和にとって
めっちゃ幸せな誕生日だったから。」




「なんか他の事考えても
優真のことかんがえちゃうよね。
っっ、めっちゃ恥ずかしい~」




日和を大事にする。



日和を俺が幸せにする。



日和のことが好きだ。




心から言える。